『九州管区内各県警察広域緊急援助隊幹部等に対する災害警備研修』に参加依頼があり、
平成25年12月9日(月)、当協会から東事務局長、開田訓練部長、指導士4名、
救助犬4頭(かんな、チェイサー、チャチャ、リアン)が参加しました。
AM9:50~東事務局長が指導士の紹介及び、協会発足に至った経緯・今までの活動等
について話をした後、
開田訓練部長が、救助犬の概要や警備部隊との連携、その他の質問事項に沿って
話しを進め、過去の体験談等含め詳しく説明しました。
その後、質疑応答へと移りました。
質疑応答では、講話を聞いて疑問に思ったことや救助犬についての質問、
訓練方法に関する疑問や共に活動する上での注意点などさまざまな質問があり、
訓練部長が回答しました。
講話が終わると外庭へ移動し、訓練部長解説の下、実際に見てもらいました。
意識ずけを行うことや、救助犬は座りこんだり倒れている人にしか反応しないように
訓練している事を説明し、実演を行いました。
沢山の警察官が立たれている中、犬から見えないように後ろへ紛れ込んで座ったヘルパー。
座っている人にだけ反応するというものをリアンが実演し、
立っている人にはわき目もふらずに座りこんだヘルパーをすぐに発見し吠えて知らせました。
次に、ヘルパーが30mほど離れた木の裏に隠れ、そのヘルパーを捜す実演をしました。
チェイサーが風下から上手くとらえ、発見し大きな声で知らせました。
さらに、遠い場所へ(グラウンドへ100mほど離れた場所)ヘルパーが隠れ、そのヘルパー
を捜す実演を行いました。
チャチャが勢いよく走り、寄せていきました。グラウンドの途中で風がない場所があり、
難しい状況でしたが、高鼻で側面に流れた臭気をとると一気に詰めて見事発見しました。
最後に、中庭の奥の狭い側溝に隠れたヘルパーを捜す実演をしました。
かんながしっかりじわじわと詰めて行き発見し、堂々と吠えて知らせました。
実演を終えた後、訓練部長の話で終了となりました。
今回の実演で、救助犬とはどうゆう犬なのか、どのような動きをするのか言葉では
なかなか伝わらない部分を見て感じていただけたと思います。
このような貴重な機会を与えていただいたことは協会としてとても有り難く、
また、今後このような機会が増えていき、活動現場において今までより一層迅速かつ
効率的な連携がとれるようになることを願っております。
指導士の皆さん、お疲れ様でした。
≪フォトギャラリー≫
~講話後、質疑・応答の様子~
~実演をご覧になる皆さん~ ~実演の説明をする開田訓練部長~
平成25年11月10日(日)、大分県総合防災訓練が大分県中津市、宇佐市、
豊後高田市に分かれて実施され、当協会は中津市と豊後高田市の2会場に参加しました。
中津市には、東事務局長をはじめ、野中訓練部長、指導士5名、サポーター2名、
救助犬4頭(クロス・リュウ・アポロ・アミー)、
豊後高田市には、指導士3名、救助犬3頭(チェイサー・モカ・リアン)が参加しました。
今回の防災訓練は、南海トラフ巨大地震等発生時における災害対応の実効性を
高めることを主眼として、自治体と防災関係機関等との連携強化及び地域住民の
防災意識の高揚と防災知識・技能の向上を図る事を目的とし、
1.平成25年11月10日(日)午前9時00分、東海・東南海・南海に加え、日向灘を震源
域とするマグニチュード9.0の地震が発生。
県中部・南部地区で震度6強、西部・北部地区で震度5強~5弱、東部地区で震度6弱
を観測した。
地震発生から3分後、気象庁は大分県沿岸部へ大津波警報を発表(大分県北部地区
では最大津波高3m、到着時間は3時間10分前後と予報される。)
強い地震の揺れと津波による浸水、家屋の倒壊、又は火災も発生。
内陸部では道路の陥没、土砂崩れなどにより孤立地域が発生している。
2.九州北部に停滞した前線に伴う集中豪雨にて、山国川が氾濫
という想定の下、訓練は実施されました。
豊後高田市の会場では、倒壊した家屋内に人がいるもようとの連絡で
倒壊家屋(2棟)からの要救助者救出訓練にチェイサーとモカが出動し、
同時進行で各棟を捜索しました。
家屋に閉じ込められた要救助者を発見し吠えると、ハンドラーは県警機動隊
及び救助隊に発見を伝えました。
その後救助隊はハンドラーに犬の反応場所の確認をし、救助用の資機材を慎重に
使いながら家屋に穴を開け、要救助者を無事に救出・搬送しました。
救助犬の出番を終えると、会場の子供たちが犬達のもとに集まってきて
最初は怖がる子供たちも救助犬の優しさに安心し、撫でていました。
この日は、早朝雨が強くふっておりましたが(高速で向かっている時)、
会場に着くころには雨も止み、曇に覆われた中でしたが何とか訓練が終わるまで
天気ももちました。
予定どおり終わり解散いたしました。
~豊後高田市会場より~
http://www.city.bungotakada.oita.jp/dekigoto/page_01048.html(豊後高田市HP)
http://www.city-nakatsu.jp/docs/2013111100086/(中津市HP)
≪フォトギャラリー≫
【中津市会場】
~パネル展示~
~ヘリによる救出訓練~ ~本部テント(モニターで現場の様子を確認)~
~土砂埋没家屋(想定)からの
要救助者救出訓練~
~消防の現場指揮者より捜索要請を受ける ~吠えて知らせるアミー、
クロス(向かって右)とアミー(左)~ 要救助者発見!~
~再捜索をするクロス~
~警察・消防・自衛隊による
救出及び搬送訓練~
~お疲れ様でした!アミーもねっ☆~
【豊後高田市会場】
~豊後高田市会場の様子~
~救助犬にて発見後、消防・警察による救出訓練のサイレント中。指導士は待機~
~頑張ったワン!
チェイサー(右)・モカ(中)・リアン(左)~
一帯で『第9回九州救助犬協会訓練競技会』が開催されました。
大会には、全日本救助犬団体協議会のメンバーであるNPO法人日本捜索
救助犬協会(埼玉)からの参加もあり、救助犬全29頭が日頃の訓練の成果
を競いました。
競技の内容は過去と同様、瓦礫捜索と平地捜索の2科目で、100点満点から
の減点方式にて採点されました。
犬の捜索意欲や執着心、ハンドラーのハンドリングやタイムなどさまざまな点を
競います。
タイムは10分以内となっており、その制限時間内に各科目2名ずつを発見しな
ければなりません。
瓦礫捜索では、ハンドラーはスタートライン上で止まり、犬だけを前進させます。
倒壊家屋では雨が降っていた為滑りやすく、また、老朽化したパレットは
崩れやすく足元がグラグラと不安定でしたがどの犬もひるむことなく頑張っていました。
平地捜索では、ハンドラーはスタートラインで犬を放し後ろからついて行き、
犬の動きやさまざまな点を考えながらハンドリングし、審査員はハンドラーの
後ろからチェックし、審査されます。
この日は風が無い状態がほとんどで、制限時間内に2名とも発見できる犬
が少なかったです。
しかし、犬達の捜索意欲は高く時間いっぱい懸命に捜索していました。
午前中に半数以上の犬達が競技を終えた後、昼食の前に一旦集まり、
開会式を行いました。
それから年に一度の懇親会(バーベキュー)を行いました。
午後からはまだ競技が終わっていない残り数頭による競技が行われ、
全救助犬が競技を終えた後閉会式が行われました。
事務局長、開田訓練部長からの挨拶の後、表彰式へと移りました。
表彰式では、瓦礫の部上位3名、平地の部上位3名、そして2科目両方に
おいて高得点を得た総合の部上位3名が表彰されました。
気になるのは優勝旗の行方・・・今年は誰の手に!!!!
今年の総合優勝者は!!!!!・・・大分県のリュウ君です!
おめでとうございます!!!
表彰式終了後、無事に今年の訓練競技大会が終了しました。
≪フォトギャラリー≫
~頑張ります!!アミー(左)とアポロ(右)~
~埼玉から参戦!ハニーちゃん☆~
【瓦礫捜索】
~足場が悪くてもへっちゃら!~
~確認しながら進むアポロ~
~吠えて知らせるルパン!~
【平地捜索】
~デフィちゃん、
懸命に捜します!!
【閉会式】
~訓練部長からの挨拶と競技会の総合評価~
【表彰式】
~瓦礫の部1席ノーティVネーべルドルフ(鹿児島)S犬~
~瓦礫の部2席ファーラVハナサキソウ(長崎)S犬~
~瓦礫の部3席ネルダVネーべルドルフ(佐賀)S犬~
~平地の部1席カレンVネーベルドルフ(熊本)S犬~
~平地の部2席ピューレVネーベルドルフ(鹿児島)S犬~
~平地の部3席オリヴィアVネーベルドルフ(宮崎)S犬~
~総合の部優勝ドラゴンVオキダイラント(大分)S犬~
~総合の部2席アプローズVザック(鹿児島)S犬~
~総合の部3席ヴァーザーVヨコハマシゲリ(鹿児島)S犬~
来年も頑張りましょう!!☆お疲れ様でした!!
10周年記念の実演に向けた合同訓練を行いました。
訓練には、東事務局長、野中訓練部長、開田訓練部長、九州各地の
指導士20名、サポーター6名、救助犬約30頭以上(モネ・チャチャ・
龍馬・カーラ・ルパン・デフィ・夢・ディア・リュウ・アミー・クロス・
プリン・モモ・ローズ・ベッキー・ルナ・かんな・アキ・チェイサー・
チャボ・アルプ・カール・オーク・ピリカ・アクア・チェリー・
ギルド・ファーラ・アギー・リアン、その他数頭)が参加しました。
*待機犬も含む
また、協会の法人会員である福岡県獣医師会の船津様が
獣医師会の組織の中で全国でも初めて立ち上げられた動物の救助組織
「VMAT」との連携の為に、救助犬の訓練の様子を見学に来られました。
15日は、PM2時より会議室でイベントでの役割分担を決め、その後さっそく屋外で
合同服従訓練の練習を行いました。犬よりも人間の動きがなかなか合わず、
動きを確認しながら何度も練習をしました。
16日には、AM8時より会議室で再度訓練の内容確認や配置きめ等を行い、
それから外へ出て合同服従訓練の練習を繰り返し行いました。
PM3時半より地域住民の方や宿泊のお客様の前で救助犬のデモンストレーションを
披露する予定となっていたので、坂本指導士解説の下、モカとファーラが服従の実演、
クロスとピリカがBOXを使った捜索の実演、オークとプリンが体験型捜索の実演をし、
そして最後は触れ合いを行いました。
イベント終了後は再度合同服従訓練の練習をし予定どおり終了しました。
≪フォトギャラリー≫
【一日目】
~会議中~
~「VMAT」の船津さん~
~合同服従訓練の様子~
【二日目】
~会議中~
~服従の実演! ~ファーラ得意のおんぶ
立って待つ、モカ~ で決まった!☆~
~BOXを使った捜索の実演!クロス~
~体験型捜索!オーク(左)・プリン(右)がお客さんをすぐに発見!~
~触れ合いでは可愛いベッキーとローズが大人気♪~
~大きなシェパードを ~優しいオーラ全開のクロス。
恐る恐る触る子供たち☆~ 子供たちも安心して撫で撫で~
~みなさんと記念撮影!
10周年イベントで待ってます(*^^*)/~
訓練は、福岡市消防局より訓練のお話をいただき、参加依頼し実現いたしました。
今回参加したのは開田訓練部長、指導士7名、サポーター1名、救助犬8頭(モネ、竜馬、
チャチャ、デフィ、かんな、チェイサー、アポロ、リアン)でした。
*練習での参加犬及び待機犬は含んでいません。
はじめに福岡市消防学校で行われた瓦礫捜索訓練では救助犬の捜索の様子を見ていただきました。
AM11:00過ぎより要救助者役として救助隊員2名にご協力いただき瓦礫の中に隠れてもらい、
救助犬に関する訓練の際の注意事項など説明をした後、犬の動きを実際に見てもらいながら捜索
訓練を行いました。
瓦礫捜索訓練後、開田訓練部長による救助犬のレクチャーが行われ、救助隊の方々からは
沢山の質問がありました。
昼食をはさみ、午後からは九州大学へ移動し土砂埋没車両の捜索訓練を行いました。
救助犬による捜索、救助隊による機器を使用した捜索を行いながら、土砂をスコップで堀り
進め作業を繰り返し、救助犬は4回にわたり犬を交代しながら捜索にあたりました。
反応なしの想定の元、初めにかんなとチャチャが捜索し反応なし、2番目にアポロとリアンが
捜索し反応なし。
微反応ありの想定の元、3番目にチャイサーとかんなが捜索し微反応あり、
4番目にデフィーとモネが捜索しデフィーに微反応あり、モネに反応ありで消防の救助作業へ
移るという内容でした。
この日は36.5℃と猛暑日で、指導士も救助隊員の皆さんも汗でびっしょりになりながらの訓練
でした。こまめに水分補給をし体調管理に気をつけながら、実働さながらの訓練に気を引き締め
真剣に取り組んでいました。
今回の訓練で色々なことが見え、今後の課題につながる良いきっかけになりました。
このような機会を設けていただきご協力いただいた福岡市消防局の皆様に心より感謝申し上げます。
またぜひこのような機会が増えていき、連携の輪が広がっていけばと感じております。
最後に、今回の訓練に参加された指導士の皆さん、救助犬達お疲れ様でした。
≪フォトギャラリー≫
~説明をする指導士~
~捜索中のかんな号、この中に!!~
~ここだよ!と吠えるリアン号~
~ここを見て!!と知らせるチェイサー号~
~慎重にガレキの上へ登り捜索する、アポロ号~
~初の実演訓練お疲れ様!~
~救助犬のレクチャーをする開田訓練部長~
~指揮官より捜索開始指示をうけると共に現場状況の確認をとる指導士~
~救助隊と連携を取りながら、最初に捜索に入ったチャチャ号(左)とかんな号(右)(土砂埋没車両)~
~スコップで懸命に掘り進める隊員の皆さん~
~2番目に現場入りし捜索するアポロ号(左)とリアン号(右)~
~3番目に現場入りし捜索するチェイサー号(左)とかんな号(右)~
~救助隊隊長に捜索報告をする指導士~
~車両発見!~
~4番目に現場入りし捜索する
デフィー(上)とモネ(下)~
~モネに反応あり!~
~救助作業へ移り、救出され運ばれる男性(仮想)~
~汗だく・砂まみれになりながらの訓練でした!お疲れさまでした!!~
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