福岡県大牟田市の行方不明者、無事にご帰宅

平成24年8月4日（土）、福岡県大牟田市で行方不明となっていた80歳の男性の
捜索を予定しておりましたが、自力で帰宅されたとの事で、現場で話を伺い解散
しました。

今回捜索に参加したのは、開田訓練部長＋指導士6名、救助犬6頭（ローズ・
アギ－・プリン・ルナ・チェイサー・オーク）でした。　※待機犬は含みません。

男性は認知症で、自分の場所や行動も分からないほどであり、通院中の方
でした。いつもは自宅から外出することはないが、昨日AM11:00に外出し帰っ
てこないことから、PM14:00に家族が警察に連絡。
PM20:00まで広範囲にわたり自宅周辺を主に捜索されましたが、目撃情報も
なく、発見に至らず、当協会へ捜索依頼がありました。
翌日の捜索を決定し、大牟田市役所にAM8:00に集合としておりましたが、
今朝AM6時45分に本人が自宅に帰宅したとご家族から連絡があり、
現場で状況を伺い解散となりました。

男性は、自分が自宅にどうやって帰ってきたか分からないと話しているとの
事でした。
しかし無事にご帰宅され、本当に良かったです。

そして、出動した指導士の皆さん・救助犬達お疲れさまでした。

土砂災害による南阿蘇行方不明者捜索の報告③

平成24年7月17日（火）、九州北部の大雨による土砂災害で以前行方が分から
なくなっていた南阿蘇の2名の行方不明者捜索が行われ、熊本県警嘱託指導士
2名（当協会訓練部長と指導士）と、救助犬でもある警察犬2頭（モネ・チャボ）が
出動しました。
今回、PM13：00に警察署へ集合し、PM13：00過ぎに現場へ出発、
『一宮』で約4時間捜索しましたが発見には至らず、PM17：30にこの日の捜索が
打ち切られました。

土砂災害による南阿蘇行方不明者捜索の報告②

平成24年7月15日、前日に続き、土砂災害による南阿蘇4ヶ所での行方不明者
捜索を行いました。

今回は、自主参加で熊本県警察犬のサポートとして同行させてもらいました。
熊本県警直轄・嘱託警察犬と、日本捜索救助犬協会との合同捜索で、
当協会からは指導士7名、救助犬7頭（龍馬、チャチャ、アギ－、プリン、マナ、
リアン、モモ）が出動しました。

ＡＭ7：30にひらいの弁当立野店に集合し移動、ＡＭ7：50に阿蘇警察署に到着
し、捜索状況確認や、エリア分け等を行いました。
ＡＭ８：00過ぎには警察署を出発、まず、午前は『坂梨』を警察犬指導士3名
（直轄2名・嘱託1名）・警察犬3頭（直轄2頭・嘱託1頭（アプローズ））、
『三久保』を熊本県警嘱託1名・1頭（アンナ）、当協会指導士3名・3頭（龍馬、
チャチャ、プリン）、『三野』を当協会指導士4名・4頭（アギ－、マナ、モモ、リアン）、
『的石』を日本捜索救助犬協会指導士3名・5頭（ユッタ・レディ・ビッシュ・アジュガ・
アルディ）に分かれて捜索しました。
その後午後からは、『坂梨』で捜索していた熊本県警嘱託1名・1頭（アプローズ）
と、『三久保』で捜索していた熊本県警嘱託1名・1頭（午後からモネ）が『高森町』
に移動して捜索を行いました。

私が捜索した『三野』は、ガードレールに草木の束が巻きつき、大木が流され
てきていたり、車が無残にもくしゃくしゃになり、シカやモグラ、近くの養豚場のブタ
が沢山死んでいました。また、田んぼは水深１Ｍほどあり、自衛隊や警察等が
ボートを使って捜索している状況でした。
現場で４つのエリアに分かれて捜索しましたが、広域の為1頭あたりの捜索範囲が
広く大変でした。また、天候が良かった為、徐々に気温が上がり、犬や人間に
とって厳しい中での捜索でした。
懸命に捜索を行い、ＰＭ14：00に一旦休憩し、約20分後には現場の捜索に戻り
ました。

他の捜索地区でも同様に必死の捜索が行われ、『三久保』で1名がご遺体で
発見されました。
そうして、ＰＭ17：30にこの日の捜索が打ち切りになりました。

まだ、以前数名が行方不明のままです。
一日も早い発見・ご帰宅を心よりお祈りいたします。


≪画像≫

【警察署】

～捜索状況確認の様子～


【高森】




　　　～懸命に捜索をする熊本県警嘱託指導士と警察犬モネ～


【三野】

　　　　　　　　　　　　　　　～すさまじい光景～


　　　　　　～いたるところに養豚場のブタが死んでいました～


　　～生き延びた豚はウロウロ～


　　～水深1mの場所では消防・自衛隊がボートを使って捜索～

～足場は深くぬかるむ状況～

　　　　　　　
～見渡すといたるところで　　　　　～電柱は水に浸かっていました～
　　　　　土砂崩れ跡～







　　　　　　～住宅の庭や道は川のようになっていました～


【捜索後の報告】

土砂災害による南阿蘇行方不明者捜索の報告

待機状態で待っていたところ、平成24年7月13日（金）の夜、正式に出動要請
があり、大雨による土砂災害で行方不明となっていた熊本県南阿蘇の男性の
捜索を翌日の7月14日（土）に行いました。

当協会から指導士5名、救助犬4頭（チェイサー、クロス、プリン、チャボ）が出動
しました。
また、全日本救助犬団体協議会のメンバーである日本捜索救助犬協会の指導
士も共に捜索を行いました。
今回、指揮をつとめた当協会のハンドラー（大分県）は、前日の13日の夜より
熊本県南阿蘇へ出発しましたが、高速は通行止め、やむをえず下道で向かって
いる途中、目の前で土砂崩れが起こり非常に危険な状況の中現場へ向かいました。

捜索当日の14日、AM7：30に南阿蘇新所公民館に集合、AM8：00より予定
通り対策会議が開かれ、その後捜索に入りました。
現場は、土砂と流木が幅100Ｍ、高さ5Ｍ以上の範囲で傾斜地の家屋を飲み込
んでいる状況、捜索中は二次災害を防ぐために見張りを立てての捜索、雨は叩
きつけるようにひどく降り、足元はぬかるみ前に進むのがやっとでした。
午前の捜索では、救助犬5頭（日本捜索救助犬より1頭）＋小型の重機が入り、
午後からは救助犬4頭（日本捜索救助犬より1頭）＋大型重機が入っての捜索と
なりました。

18：00頃、本日の捜索を終了しようとしていたその時、
『発見！』との声があり、行方不明となっていた男性がご遺体で発見されました。
指導士一同、心よりご冥福をお祈りいたします。

熊本県熊本市の再捜索報告

本日平成24年1月10日（火）、昨日の再捜索を行いました。
本日の捜索には、事務局長、指導士2名、救助犬2頭（プリン号・海王号）、
そして警察・消防・消防団に、警察ヘリ・防災ヘリ・船なども出動しました。

AM9:00に集合・打ち合わせ後、AM9:30からPM12:00まで女性の自宅周辺の家
一軒一軒を捜索しましたが反応はなく、午後はPM1:00から昨日捜索できなかったエリアの捜索を行いました。
そのエリアを捜索中に目撃情報が入り、すぐに現場へ移動し二手に分かれて捜索を行いましたが、街中で捜索は難航、犬にも反応がなくPM17:30に捜索を終了しました。PM18:00まで捜索報告や明日の打ち合わせ（消防団）が行われた後、解散となりました。

FMラジオや民放ラジオ、NHKなどにも手配して情報提供を呼びかけております。
女性の1日も早い発見を願うばかりです。