タイトルの通り、救助犬の実践訓練が7月18日(日曜日)熊本県の
山鹿市立病院解体工事現場敷地内で、県、市、消防、警察、関係機関の協力のもと
行われました。訓練に参加したのは九州救助犬協会、日本捜索救助犬協会(埼玉)、
日本レスキュー協会(兵庫)の3協会で、合同での実践訓練でした。
自然災害における行方不明者の捜索及び、行政、関係機関からの要請を目的に
設立されて以来、今年度も多くの行方不明者の捜索に出動しております。
救助犬は実践訓練が不可欠です。日頃の訓練の成果を求めるとともに、
救助犬の育成向上に努めることを目的として、
今回の解体現場を実際の災害現場に近い状態でシュミレーションし、開催いたしました。
午前9時30より、開会式が行われ、九州救助犬協会訓練部長による指導士の紹介、
そして今回の訓練説明の後、『倒壊現場に被災者が生き埋めになっている』・
『倒壊しそうな4階建ての建物の中に人がまだ残っている』という状況を想定し、
捜索の訓練が行われました。
参加指導士計22名、参加救助犬約28頭でした。
訓練方法としては2頭体制による捜索で、倒壊現場に1頭・4階の建物に1頭
という形で交互に進められました。
次に、訓練部長による、特殊で高度な訓練の実践がありました。
どんなに発見しにくいような微量の匂いでも、そして指導士がどんな事をしていようが、
犬自らが何の命令によるものでもなく、捜し始めるというものでした。
さすが!見事発見!!
その後、13時に閉会式があり、無事に今回の訓練を終えました。
主催者の方をはじめ、来賓の皆さま方が炎天下の中、テントから出て指導士と救助犬の
捜索様子を間近でご覧になられていました。
暑い中ありがとうごさいました。
また、多数の報道関係の方もみえており、記事・報道によって、救助犬の存在をより多くの方々に
お伝えすることができることを心より感謝申し上げます。
これからも自然災害現場に限らず、行方不明者捜索でのいち早い発見の為にも
日々訓練をしてまいります。
今回、このような貴重な訓練場所を提供していただき、本当にありがとうございました!
また、機会がございましたらよろしくお願い致します。
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その後、九州救助犬協会、日本捜索救助犬協会、日本レスキュー協会の指導士で集まり、
会議・懇親会を行いました。
そこで、埼玉NPOハウス施設長の松尾氏とskypeで訓練報告と今後についての話をし、
その後皆で食事をしたり、話をしたりしました。
~会議の様子~
1年に1回あるかないかくらいでの合同訓練だった為、貴重な時間でした。
また、お互いの場所へ戻りますが、もしも何かあったときは連携して迅速に対応できればと
思っております。
指導士の皆さま、そして救助犬の皆さま?お疲れさまでした。(^^)
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