平成25年10月6日（日）、当協会の10周年記念イベント及び式典が行われました。
当協会は、1995年に発生いたしました阪神淡路大震災、6千人を超える犠牲者を
出す未曾有の大災害がきっかけで発足しました。
多くの外国から、国際救援隊や国際ボランティアの皆さんが、災害救助犬を連れて
来られましたが、日本の検疫制度が壁となり空港に足止めされました。
国の迅速な対応が行われていれば、もっと多くの尊い命を救うことが出来たのでは
ないか・・・
この教訓をうけ、日本国内において、救助犬育成の必要性が強く叫ばれました。
この事を受けまして、九州の愛犬家が声を上げ、志を持ち、多くの支援者の下
2003年8月にNPO法人として九州救助犬協会が設立されました。
協会の趣旨・目的といたしまして、指導士・救助犬の育成や災害活動をはじめとする
幅広い社会貢献活動であります。
現在、九州各県に指導士55名、認定救助犬65頭が登録されており、
災害現場での要救助者捜索、行方不明者の捜索、山岳遭難者捜索、九州各県及び
市町村の総合防災訓練、防災イベントなど関係機関と連携を図り積極的に参加
致しております。
今回の10周年記念訓練イベントでは、熊本県の白川河川敷にて救助犬の実演を
行いました。会場にはパネル展示も行いました。
まず、村上理事長の開会挨拶から始まり、
リョウマ号、モカ号、チャチャ号、プリン号、アミー号、ローズ号、ベッキー号、モモ号、
オーク号、ファーラ号、リアン号による団体服従訓練、
開田訓練部長によるドリー号、プランス号、オルガ号での多頭服従訓練を行いました。
次にクロス号をモデルとし救助犬になる為の初期訓練を披露し、
その後救助犬として現場でどのような活動を行うか開田訓練部長の解説の下、
倒壊家屋の要救助者捜索訓練を行いました。
A棟をかんな号とチャボ号、B棟をチェイサー号とリアン号、
A棟B棟を含んだ広域捜索をモカ号とファーラ号が行い、指揮者である光橋指導士に
それぞれ現場の捜索報告をするという内容のものでした。
最後に開田訓練部長とドリー号による無線遠隔捜索を行いました。
地上約5ｍ以上もある高さを指示通りに動き、勇敢に登る姿に会場全体がシーンとなり
来賓の皆さんをはじめ、多くの観客の皆さんが息を飲んで釘いるように見つめておられ
ました。
訓練終了後、訓練イベントの閉会式が行われ、来賓の九州経済連合会名誉会長の
松尾新吾様及び熊本県警察本部・鑑識課長の吉田至様より講評をいただきました。
訓練イベント終了後、場所を熊本全日空ホテルに移し式典が行われました。
式典会場入口にはパネル展示もしました。
式典は、開会より1分間の黙とうをし、国歌斉唱、村上理事長の挨拶、
そして感謝状贈呈へとうつりました。
感謝状贈呈では長年に渡り当協会にご賛同いただいている西日本高速道路エリア・パート
ナーズ倶楽部様をはじめ、法人会員代表としてアジアプランニング（株）和田憲二様、
賛助会員代表として熊本市消防団副団長田中一秀様、そして長年に渡り現場で活動
をされた指導士会員代表として大分県指導士の光橋繁光様が表彰されました。
また、熊本県知事より団体表彰として当協会に、そして個人表彰では野中久俊訓練部長、
開田宏訓練部長、村上和喜様に感謝状が送られました。
次に来賓紹介、来賓代表として熊本県知事（蒲島郁夫様）、熊本県警察本部・本部長の
西郷正実様、九州経済連合会名誉会長の松尾新吾様より祝辞をいただきました。
その後祝電披露、協会の10年に渡る歩みのDVD放映の後、熊本県熊本市消防団・団長
の米村昌昭様の閉会の辞により閉会いたしました。
（式典の閉会後、祝賀会が開催されました。）
≪フォトギャラリー≫
～訓練イベント開会・整列～
退場中
～団体服従訓練～
～訓練部長による多頭服従訓練～
1頭～2頭～3頭服従！！！
～救助犬になる為には（初期訓練の実演）～
～倒壊家屋の要救助者捜索訓練～
A棟
B棟
広域捜索
＊今回ヘルパーとして参加してくださった指導士の皆さんありがとうございました！
～無線遠隔捜索訓練～
～訓練イベント閉会～
お疲れ様でした！
～式典～
理事長の開会挨拶 パネル展示
東事務局長の進行 国歌斉唱
西日本高速道路エリア・パートナーズ倶楽部様への感謝状贈呈
長年に渡る活動を称え表彰される指導士代表の光橋指導士
熊本県知事より感謝状の表彰を受ける野中訓練部長（上）と開田訓練部長 （下）
20周年へ向け、これからも走り続けます！！！
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