平成23年7月14日(木)の朝、当協会の賛助会員さんより捜索依頼の相談
があり、その日の午後、日置市役所より当協会へ正式に捜索依頼が
ありました。
日置市美山で7月10日(日)の午後から、78歳の男性の行方が分からなくなっており、警察や消防、地域住民の方々で捜索を行ったが未だ発見さていないとの事でした。
7月15日(金)、指導士5名と待機犬含む救助犬6頭(メロン号・ジャム号・アン号・ピリカ号・クロス号・チャボ号)が出動、AM6:30に日置市役所で職員の方と待ち合わせ、その後、警察・消防・地域住民の方々も集合し、捜索隊全員で打ち合わせを行いました。
状況説明によると目撃情報もなく、これまでの捜索での手がかりもつかめていないとのことでした。
そこでまず私たちは、家族の要望で自宅周辺をエリア分けして捜索を開始しました。
~朝の打ち合わせの様子~
~山の捜索をする
ピリカ号~
連日の猛暑日で、この日も気温がグングン上昇する中、懸命に捜索を
行いました。犬の状態や反応を見ながら捜索を続けるものの、
午前中、どのエリアでも目立った反応は見られませんでした。
昼食後、午後からはさらにエリアを広げ捜索を開始することになりました。それぞれのエリアで、捜索を開始!
午後は、午前中よりも気温はさらに上がり過酷な捜索となりました。
そして、午後の捜索を開始してから、約1時間が過ぎた時≪発見!≫の
連絡が入りました。発見現場は、これから救助犬を投入しようとして
いた場所で、救助犬での発見とはなりませんでしたが、
この日捜索参加した救助犬が、捜索範囲を広げて隅々まで捜索した事
は、救助犬の役割としての仕事をしっかり果たせたのではないかと感
じました。
残念な結果ではありましたが、発見され本当に良かったです。
指導士一同、心よりご冥福をお祈りいたします。
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