平成25年度佐賀県総合防災訓練の報告

平成25年5月26日（日）、地震や津波、風水害を想定した佐賀県総合防災訓練が
今年は杵藤地区（武雄、鹿島、嬉野、大町、江北、白石、太良の７市町）で実施され、
当協会のほか行政や企業など７５機関、一般市民を含む１８００人が参加しました。
今回は新たな取り組みとして災害時の情報伝達をテーマに、臨時FMラジオ局開設や
携帯電話への津波警報の緊急メール送信が初めて実施されました。

協会は江北会場と鹿島会場の二ヶ所に分かれて訓練を行いました。
江北会場には東事務局長、野中訓練部長、指導士2名、サポーター2名、救助犬2頭（アギー、
ファーラ）が参加し、鹿島会場には指導士3名、サポーター1名、救助犬3頭（アポロ、チェイサー、
リアン）が参加しました。

江北会場では、指導士2名のうち1名が指揮者もしつつ現場に入りました。
捜索を行ったのはアギーとファーラで、まずはファーラが倒壊家屋の要救助者捜索を行い反応
あり！続いてアギーが確認を行い発見！その後佐賀県警機動隊による救出へと引継ぎました。
複数の要救助者を次々に救出し担架で救護テントへ搬送される中、当協会の指導士も担架
搬送の手伝いをしました。

鹿島会場では、指導士3名のうち1名を指揮者とし、リアンとチェイサーが流出ガレキからの
要救助者捜索を行いました。
杵藤地区消防局との連携で、まずは消防の現場本部へ当協会の指揮者が到着を報告し、捜索
要請を受け、指導士へ捜索を開始するよう指示をしました。
初めにリアンが現場へ向かい現場の指揮者（消防側）より現場の状況や捜索要望を受け救助隊
1名と共に現場に入りました。
反応あり！
続いてチェイサーによる確認を要請、くまなくチェックをし、発見！
救助隊による救出作業へと移りました。
指揮者は消防の現場本部へ捜索報告と車両待機を伝え、指導士へ現場撤退を指示し
車両へ戻りました。

この日は天気に恵まれたものの気温が高く、人も犬もとても暑くて大変でしたが、
両会場共に犬もよく頑張ったと思います。
また今回、鹿島会場では良かった点や小さなアクシデント等もありましたが、消防と協会の両者が
うまく連携し合えたと思います。

江北会場では、パネル展示を行い多くの方が協会の活動をご覧になりました。

＊一部佐賀新聞ニュースサイトより引用


≪フォトギャラリー≫

　～現場に到着、待機する指導士と救助犬～　　～指揮本部に到着を伝える当協会の指揮者～


                                     ～消防の救助隊1名と共に捜索にあたるリアン～


                                      ～反応場所の確認捜索を行うチェイサー～


　～捜索報告と車両待機を伝える指揮者～　　　　　　　　　～現場を離れる車両～

～閉会式の様子（指導士のみ整列）～