平成24年7月16日(月)、熊本県人吉市の熊本ドッグスクールにて全日本救助犬
団体協議会合同訓練が行われました。
予定では、14・15・16日の三日間となっておりましたが、九州北部の大雨による
土砂災害で、急遽熊本県南阿蘇市の行方不明者捜索にあたり、16日のみの
訓練となりました。
合同訓練当日、AM6:00に訓練所グラウンド入口の橋の下に集合し、遺体捜索
の訓練をしました。
遺体捜索の訓練は、6月23・24・25日に山梨県で行われた遺体捜索ワークショッ
プ(アメリカのサーチ&レスキュードッグハンドラーであり、インストラクター、そして
災害救助犬を使った遺体捜索のエキスパートであるアンディ・レブマンとマーシャ・
コーニングを招いて、日本で初めて遺体捜索に焦点を当てたワークショップ)へ、
全日本救助犬団体協議会から数名が参加し勉強をしたことから、今回訓練を
行いました。
訓練は、各協会代表者の説明のもと行われ、遺体臭(類似品)をブロックに
隠して行うもので、何度も繰り返し順番に反復練習しました。
また、さらにステップを上げ、生存者と遺体との区別をつける事で、より迅速に
救出活動ができるよう、生存者の場合と遺体の場合に対するアラート方法を
分け、『座る・伏せる・掘る』のいずれかを使用する訓練なども行われました。
当協会から唯一ワークショップへ参加したマナは、しっかりとスクラッチをして
遺体臭の場所をハンドラーに伝えていました。
遺体捜索訓練後、会議が開かれ、遺体捜索訓練に関する意見交換や疑問
応答、今後の協会のあり方や方針について事務局長を交え話し合いました。
それから、各自お昼をとり山へ移動、午後からは予定通り山中での行方不明者
捜索訓練を行いました。2ヶ所に1名ずつ隠し、1頭ずつ交互に進められました。
その後、PM17:00頃捜索訓練が終了、各自解散、グラウンドに戻り自主訓練を
する人もいました。
捜索の翌日の合同訓練とあって、疲れもある中でしたが、
皆さん、今後の出動に備え、高い訓練意識の中頑張っていたと思います。
≪フォトギャラリー≫
◎ブロックを使った遺体捜索訓練STEP1の様子
~デフィ~ ~チャチャ~
~プリン~ ~リアン~
~モモ~
◎会議の様子
◎山中での捜索訓練
~勢いよく向かう、かんな~
~今来てるからね!アキ~
~発見したよ!龍馬~
~行方不明者の元へ!メロン【左】&アン【右】~
~お父ちゃん!こっちだよ!!オーク~
~慎重に捜索中のプリン~
~お兄さん、いたよ!!リアン~
~お疲れ様でした♪~
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