九州一円を拠点に活動する救助犬協会のブログです。
Posted by krda_master - 2012.02.24,Fri
平成24年2月18(土)〜19日(日)、兵庫県三木市広域防災センター内瓦礫施設で、「全日本救助犬団体協議会」合同訓練が行われました。
この訓練に参加したのは、「全日本救助犬団体協議会」の中の、
日本捜索救助犬協会・日本レスキュー協会・九州救助犬協会の3団体でした。
九州救助犬協会からは、ジョン・ペリー指導士とマナ号(福岡県)、
松田指導士とかんな号(八代市)の、2名2頭が参加しました。
訓練両日の気温は低く、時々雪が降る中での寒い訓練となりました。
要救助者役(ヘルパー)も自分達で代わる代わる行ったのですが、
コンクリートで作られた瓦礫施設に隠れているだけで、身体が芯から冷えて、
鼻水が止まらず、手足の感覚が無くなるくらいでした。
~瓦礫の一部(上・下)~
~水たまりは分厚い氷となっていました~
コンクリート瓦礫での訓練が初めてという犬達が大半であり、
すんなり大きな瓦礫に飛び乗ることが出来る犬もいれば、
いつもと違う環境や雰囲気にのまれてしまう犬もいたりと様々でした。
特に「足場の悪い、暗い場所へ向かうこと」に対しては、難儀した犬が多くいました。
それでも犬と一緒にその場所へ入り、犬を励まし褒めることで、
次第に犬達は怖さを忘れ前へ進み、ヘルパーを発見して
とても良い表情でハンドラーの元へ戻って来るようになりました。
一緒に訓練する機会が少ない3団体のハンドラー達が集まったことで、
お互いにアドバイスし合い、沢山の事を学び合いました。
ヘルパー役の大切さ、犬を褒める時の声のかけ方、
「犬を見る」ということ、「犬の目線に合わせて訓練する」こと、
日頃やっているようで、忘れていたことやまだまだ不十分だったと感じる事も
ありました。
~なかなか前へ進まず難儀するかんな号~
~発見し、褒めてもらうかんな号~
~瓦礫へ飛び込むマナ号~
~ご褒美をもらったマナ号~
夜には会議があり、いくつかの議題に対して検討し合いました。
今後の救助犬の育成やハンドラーのレベルアップ、
団体の方向性など、時間の許す限り意見を出し合いました。
~夜の会議で意見を述べる指導士のジョン~
今回、このような瓦礫訓練を私達は経験することが出来ました。
もっと多くの会員達に経験してもらいたいと思いますが、
仕事や家庭、時間の都合などもあり、現実にはそう簡単にはいきません。
また、私達はこれまでの出動要請事案内容や経験を元に、
山や川、平地といった訓練を主に行っています。
しかし、一年前に発生した東日本大震災の際の被災地捜索の経験を振り返れば、現場を想定した瓦礫訓練が必要であり、やはり九州内に一つ、
会員がいつでも訓練出来る瓦礫施設が欲しい!と強く感じました。
最後になりましたが、
今回の合同訓練では、日本捜索救助犬協会と日本レスキュー協会の皆さんに、
沢山のご協力を頂きました。有難うございました。
~参加メンバー全員で記念撮影(消防学校建物前)~
報告・画像提供は松田さんより
この訓練に参加したのは、「全日本救助犬団体協議会」の中の、
日本捜索救助犬協会・日本レスキュー協会・九州救助犬協会の3団体でした。
九州救助犬協会からは、ジョン・ペリー指導士とマナ号(福岡県)、
松田指導士とかんな号(八代市)の、2名2頭が参加しました。
訓練両日の気温は低く、時々雪が降る中での寒い訓練となりました。
要救助者役(ヘルパー)も自分達で代わる代わる行ったのですが、
コンクリートで作られた瓦礫施設に隠れているだけで、身体が芯から冷えて、
鼻水が止まらず、手足の感覚が無くなるくらいでした。
~瓦礫の一部(上・下)~
~水たまりは分厚い氷となっていました~
コンクリート瓦礫での訓練が初めてという犬達が大半であり、
すんなり大きな瓦礫に飛び乗ることが出来る犬もいれば、
いつもと違う環境や雰囲気にのまれてしまう犬もいたりと様々でした。
特に「足場の悪い、暗い場所へ向かうこと」に対しては、難儀した犬が多くいました。
それでも犬と一緒にその場所へ入り、犬を励まし褒めることで、
次第に犬達は怖さを忘れ前へ進み、ヘルパーを発見して
とても良い表情でハンドラーの元へ戻って来るようになりました。
一緒に訓練する機会が少ない3団体のハンドラー達が集まったことで、
お互いにアドバイスし合い、沢山の事を学び合いました。
ヘルパー役の大切さ、犬を褒める時の声のかけ方、
「犬を見る」ということ、「犬の目線に合わせて訓練する」こと、
日頃やっているようで、忘れていたことやまだまだ不十分だったと感じる事も
ありました。
~なかなか前へ進まず難儀するかんな号~
~発見し、褒めてもらうかんな号~
~瓦礫へ飛び込むマナ号~
~ご褒美をもらったマナ号~
夜には会議があり、いくつかの議題に対して検討し合いました。
今後の救助犬の育成やハンドラーのレベルアップ、
団体の方向性など、時間の許す限り意見を出し合いました。
~夜の会議で意見を述べる指導士のジョン~
今回、このような瓦礫訓練を私達は経験することが出来ました。
もっと多くの会員達に経験してもらいたいと思いますが、
仕事や家庭、時間の都合などもあり、現実にはそう簡単にはいきません。
また、私達はこれまでの出動要請事案内容や経験を元に、
山や川、平地といった訓練を主に行っています。
しかし、一年前に発生した東日本大震災の際の被災地捜索の経験を振り返れば、現場を想定した瓦礫訓練が必要であり、やはり九州内に一つ、
会員がいつでも訓練出来る瓦礫施設が欲しい!と強く感じました。
最後になりましたが、
今回の合同訓練では、日本捜索救助犬協会と日本レスキュー協会の皆さんに、
沢山のご協力を頂きました。有難うございました。
~参加メンバー全員で記念撮影(消防学校建物前)~
報告・画像提供は松田さんより
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