平成２８年度認定審査会報告

平成２８年度の災害救助犬の認定審査会が、平成２８年３月５日（土）～６日（日）の両日、協会人吉訓練所（熊本ドッグスク－ル）にて開催されました。今年度は、１４頭の認定犬と３頭の初受審犬が服従、平地捜索、がれき捜索の３科目に挑みました。結果、全ての受審犬が２８年度の認定を（２年認定１３頭、１年認定４頭）受けました。お疲れ様でした。指導士会員の皆さんも、それぞれにお忙しいとは思いますが、日頃の訓練を怠らず、様々な事案の対応及び協会活動へのご理解とご協力をお願いします。（ちなみに昨年度認定犬は３０頭、ＳＯＣＴＯ犬（認定シード）４頭）
現在、救助犬の協会認定犬は５０頭が登録されてます。（昨年、今年重複犬１頭）

全日本救助犬団体協議会訓練会議参加

平成２８年１月２９日～３０日（土）に埼玉県北葛飾郡杉戸町彩の国いきいきセンターにて開催される全日本救助犬団体協議会の訓練会議に協会より坂本隆之指導士（大分県国東市）が参加されます。
この開催の目的は、東日本大震災復興イベントを兼ねており色々なイベントが行われます。救助犬のデモンストレーションやふれあいなどもあります。また、災害時における関係機関との連携や災害時の避難における注意事項などを専門家を交えたトークショウなど協働型災害訓練として行われます。
他の団体の色々な情報を収集するいい機会だと思います。坂本指導士の研修の情報を皆さんと共有して勉強したいと思います。
参加団体・ＮＰＯ法人九州救助犬協会・ＮＰＯ法人日本捜索救助犬協会・ＮＰＯ認定法人日本レスキュー協会・ＮＰＯ法人沖縄災害救助犬協会・ＮＰＯ法人日本救助犬協会・ＮＰＯ法人埼玉ネット
内閣府・市民キャビネット災害支援部会・その他関係団体多数・

九州管区広域緊急援助隊合同訓練

平成２８年１月１９日（火曜日）午前１１時～午後４時　長崎県諫早市多比良港産業廃棄物埋立地において、平成２７年度九州管区警察局・長崎県警察本部主催の下行われました。大規模災害の発生に備え各県警察広域緊急援助隊と防災関係機関（１４機関）が合同訓練を通じて連携の強化をすると共に警察部隊と関係機関の災害対処能力の向上及び県民の防災意識の高揚を図ることを目的としています。
協会より、東事務局統括、光橋指導士（アポロ号）坂本指導士（チェイサー号）谷川指導士（ファラー号）長溝指導士（アンリ号）松尾指導士（エマ号）が参加しました。光橋指導士を指揮本部に調整役として派遣、捜索救助エリアＡ（建物倒壊地区）に坂本指導士と長溝指導士、エリアＢ（土砂災害地区）に谷川指導士、松尾指導士が捜索に出動した。海岸の寒風雪が吹き荒れる中、各県の広緊隊要請の下、１時間３０分に及ぶ捜索活動（捜索、待機、捜索を７回～８回）を行った。その後、調整会議が行われ、３０分休憩後、４頭が合流し、別働隊の捜索に加わった。合計２時間３０分に渡る救助犬の捜索活動に援助隊の皆さんが救助犬の捜索能力を理解し認識された訓練であったと思う。特に倒壊家屋（Ｔ型トンネル１０ｍ捜索生体反応には指導士の救助犬に対しての機転や扱い能力が生かされることを痛感した。戸惑いがありながらもアンリ号、チェイサー号が見事に果たした）また、ファーラ号、エマ号も土砂災害捜索現場で要救助者反応に吠える声が会場に響いていた。今回の合同訓練は、総合防災訓練とは違い、想定災害現場（ブラインド方式）での起こりうる失敗を体験し、現状における問題点、取り組むべき課題を把握する事を主眼とした。今回参加した指導士の皆さんもこの経験（寒さ、暑さ、体力、用具無線、機関連携、自己能力、現場把握など）を生かし、実際の災害現場では必ずや役に立つことでしょう。
寒い中、本当にお疲れ様でした。

平成２８年度各県の防災訓練開催期日と場所

佐賀県・・・平成２８年５月１５日（日）佐賀県多久市
長崎県・・・平成２８年５月１８日（水）長崎県時津町（長崎市合同共催）
熊本市・・・平成２８年５月１８日（水）熊本市白川河川敷
鹿児島県・・平成２８年５月２１日（土）鹿児島県垂水市
鹿児島県・・平成２８年５月２５日（水）鹿児島県日置市
福岡県・・・平成２８年５月２９日（日）福岡県柳川市
大分県・・・平成２８年９月　４日（日）大分県豊後竹田市
宇城市・・・未定
熊本県・・・平成２８年１１月６日（日）熊本県南部地域１５市町村（協会はあさぎり町）

※全労済イベント防災カフェ開催・・平成２８年４月２３日（土）下通りパルコ～三年坂

鹿児島市桜島火山爆発総合防災訓練報告

平成２８年１月１２日（日）午前１０時～正午　鹿児島市桜島溶岩グラウンドにおいて、平成２７年度鹿児島市桜島火山爆発総合防災訓練が１５０機関４３００名の参加の下開催されました。この防災訓練は毎年１月初旬に開催され、今年度テーマは「地域の連携による防災力の向上」協会より、東事務局統括、村上指導士、三尾野指導士、北指導士、折尾指導士、スタッフ１名と救助犬４頭が参加しました。協会は、鹿児島県警の直轄犬（２頭）と共に倒壊家屋（３棟のうち２棟）の捜索に４頭が参加しました。瓦礫倒壊屋根に駆け上り吠えて指導士に知らせる行動に皆さんが頷いていました。テントでは、対策本部長の鹿児島市長も視察され、救助犬の活動をご紹介いたしました。子供たちも沢山訪れ救助犬とのふれあいを楽しんでいました。また、桜島中学校の生徒の皆さんに災害展示パネルを見ながら協会や救助犬についてお話をしました。